こんにちは。ロウシです。
今回はヨーロッパ文学の最高峰と名高いダンテの「神曲」の地獄篇を紹介と解説します。
かなり昔に書かれてますがすごくおもしろいです。
そして今回はその魅力を紹介します。
今回の記事を読んででわかることはこういったことです。
- ダンテとは
- 「神曲」とは何か
- 「神曲」で学べる事
この記事の要点が知りたい方は目次からまとめへ飛んでください。
ダンテ「神曲」とは

「神曲」とは十三世紀から十四世紀に活躍した、ダンテ・アリギエリの代表作です。
地獄篇、煉獄篇、天国篇の全三部からなっている長編の叙事詩です。
叙事詩?と思った人に説明しておくと、叙事詩=たくさんの詩(ポエム)でできた小説の事です。
私が知っている叙事詩の代表をいっておくと、
- イリアス
- オデュッセイア
- 仕事と日
- 神統記
- ギルガメッシュ叙事詩
- ベーオウルフ
- ニーベルンゲンの歌
- 平家物語
などが叙事詩です。基本かなり昔の作品の事がおおいです。
ただ、平家物語は厳密には叙事詩じゃないとする説もあります。
話を戻すとこのダンテの「神曲」はたくさんの詩が集まって出来た作品ということです。
ダンテは人生の道徳原則を明らかにするために「神曲」をかいたと言われています。
だからダンテは人々に読んでもらうため当時の知識人の共通言語であったラテン語をあえて使わず、トスカーナ方言という言葉を使って書きました。
こういう背景もあってダンテの「神曲」は多くの人々に読まれました。
ダンテはこの「神曲」を異常に3にこだわりました。
どういうことかというと、「神曲」は全三部でできているし、
地獄篇は冒頭の1歌+本編33歌、煉獄篇は33歌、天国篇も33歌で構成されています。
ここまでくるとダンテの「神曲」の主人公って誰?と思いますよね?
なんと主人公はダンテ本人です!えー、と思った方もいると思います。
どういうことかと言うと、ダンテの「神曲」はダンテが詩人ウェルギリウスに導かれ、地獄、煉獄そして最後の天国はベアトリーチェというダンテの憧れの女性に案内されるあの世巡りです。
あの世巡りと聞いてすこし堅苦しく感じる方もいると思いますが大丈夫です。このダンテの「神曲」は全然堅苦しくありません。
あらすじを説明しておくと、
これがあらすじです。
どうでしょうか。かなり興味をそそられませんか?あの世巡りと聞くとどうしても恐ろしいイメージがありますが実際はかなりおもしろいです。
今回はそんなダンテの「神曲」の地獄篇について紹介と解説をしたいと思います。煉獄篇や天国篇もいずれやります。
「神曲」地獄篇で学べること
ダンテの「神曲」の中でいちばんわかりやすいのは今回紹介する地獄篇です。
いまから、ダンテの「神曲」地獄篇で学べることをいくつか紹介していきます。
西洋の地獄を知れる

まず最初に学べるのはあるいみ当たり前ですが、西洋の地獄(ダンテの地獄)を知ることができるという点です。
そりゃ地獄篇だから地獄を知れるのは当然なんですが、ダンテはキリスト教徒なので当然キリスト教の地獄に影響を受けています。
つまりダンテの「神曲」の地獄篇は西洋の地獄を知るのにうってつけの古典なんです。
あまり日本人にはなじみがないですが、西洋ではキリスト教は絶対的な価値観でした。その西洋の価値観(地獄)を知ることが出来るのがこの「神曲」地獄篇です。
つまり、どういうことかというとダンテの「神曲」の地獄観は西洋(キリスト教)の地獄をわかりやすく解説した本なんです!
そりゃダンテ個人のかってな思い込みなどもありますが大方はキリスト教の地獄を描いています。
だから、ダンテの「神曲」地獄篇はキリスト教の地獄観をしるのにうってつけなんです。
西洋古典の最高峰を知れる

次にダンテの「神曲」を読む事で西洋古典の最高峰をしることができます。
どういうことかというと、実はダンテの「神曲」は西暦2000年にタイムズ紙が文芸評論家におこなった「過去1000年間の傑作は何か」という調査で多くの文芸評論家たちが最高傑作と認めた作品なんです!
正直、日本人にあまりなじみがない作品ですが、西洋ではそれほど高い評価を受けているのです。
では、なぜそんなに評価が高いかというとなんとダンテの「神曲」がなかったらルネサンスが起きなかったと言われているからです。えーと驚くかたもいるでしょう。ダンテの「神曲」はその後の文学や芸術に計り知れない影響を与えているのです。
だからダンテの「神曲」をよむと西洋古典の最高峰を知ることができるのです。
正直ここまでくるとダンテの「神曲」は読まない理由がありません。
地獄の恐ろしさが知れる

次に地獄の恐ろしさを知ることができます。これはまた当たり前ですが結構大事です。
なぜならこの「神曲」地獄篇はすごくおどろおどろしい雰囲気が常にしています。
どういうことかというと、私の経験上いままで読んできた小説は基本的に自分が世界に入り込んでも体験している感覚にはなりません。
しかし、ダンテの「神曲」地獄篇はものすごく体験している感覚に陥るのです。まるで目の前に大詩人ウェルギリウスがいて本当にあの世巡りをしている感覚になるのです。
こんな体験ははじめてしました。世界に入り込んで体験できると言う意味でもすごくダンテの「神曲」はおもしろいです。
叙事詩のすごさを知れる

次に叙事詩のすごさを知れます。
どういうことかというと、私はこのダンテ「神曲」地獄篇を読むまで叙事詩を具体的に読んだ事がありませんでした。
ところがいざ「神曲」という長編叙事詩を読んでみると、とてもすごかったのです。
さきほども言いましたが、叙事詩というのは詩がたくさん集まってできた物語です。
だからすごく世界に入り込みやすいんです。自分が本当にその出来事を体験したような錯覚に陥りやすいのが叙事詩です。
わたしは正直ダンテ「神曲」を読むまで叙事詩を軽く見てました。詩をならべたから何か意味があるの?と思っていました。
しかし実際読んでみる先ほど自分が言ったことがウソのようにイヤになります。
それほど叙事詩はすごいのです。叙事詩のすごさを知れるという意味でもこのダンテ「神曲」は読んでみるべきです。
キリスト教に詳しくなれる

次に学べるのはキリスト教についてです。
だからものすごくキリスト教を学ぶ良い機会になるのです。
日本人として生きていたらキリスト教にあまりなじみがありません。
ところがこの「神曲」をよむとそういうことにもすごく詳しくなれます。
下手にキリスト教の解説本を読むよりダンテ「神曲」を読んだ方が何倍もいいです。
ここまでくるとまじで本当に「神曲」を読まない理由がありません。
西洋(古代)の様々な偉人を知れる

最後に西洋(古代)の様々な偉人を知れます。
例えば、ソクラテス、ホメロス、プラトン、オデュッセウスなどなどの神話の登場人物や哲学者が大量にできてきます。
西洋の偉人を知りたい人も「神曲」は読んでみるべきだと思います。
「神曲」地獄篇がおすすめの人
正直「神曲」地獄篇は全人類が読むべきですが、いちおうおすすめの人を書いておくと、
- キリスト教に興味がある人
- 叙事詩に興味がある人
- 古典に興味がある人
- あの世に興味がある人
- 地獄に興味がある人
- 哲学に興味がある人
- 文学に興味がある人
- 西洋(古代)の偉人に興味がある人
こういう人たちは「神曲」を楽しんでよめるとおもいます。
「神曲」地獄篇がおすすめじゃない人
いちおう、オススメじゃないひとも書いておきます。
- 古典が苦手な人
- 哲学に興味がない人
- 文学に興味がない人
- キリスト教に興味がない人
- 西洋に興味がないひと
こういう人たちは多分ダンテ「神曲」を読んでも退屈なだけだと思います。
ダンテ・アリギエリとは
一応本当に軽く作者のダンテ・アリギエリを解説しておきます。
ダンテはイタリアのフィレンツェ生まれの政治家、詩人、哲学者です。
イタリア文学最高の詩人と称されていて、ルネサンスの先駆者と言われています。
「神曲」地獄篇の感想
ダンテ「神曲」地獄篇の感想を一言であらわすと、
今言ったことが感想です。本当に不思議な魅力があり世界に引き込まれ体験したような感覚に陥らせてくるのがダンテの「神曲」だとおもいます。
まとめ
- ダンテはイタリアの詩人
- ダンテはルネサンスの先駆者と呼ばれている
- 「神曲」はあの世巡りの話
- 「神曲」地獄篇は地獄巡りの話
- 「神曲」は叙事詩という形式で書かれている。
今回はダンテ「神曲」地獄篇についての記事でした。
ご興味があればぜひご一読ください。