こんにちはロウシです。
今回はプロパガンダや広告・政治宣伝のからくりを「プロパガンダ」を用いて紹介します。
なぜ広告は妙な説得力があったりするのでしょうか。
なぜカルト宗教にはまる人がいるのか
今回はそのようなプロパガンダの主要な手口を「プロパガンダ」に書いてあった中から特に面白かった四つを紹介します。
この記事でしか知れないこと満載です。
今回の記事を読んででわかることはこういったことです。
- プロパガンダのからくり
- プロパガンダの主要な手口
- プロパガンダについて知らないと何が危ないのか
この記事の要点が知りたい方は目次から まとめへ飛んでください。
プロパガンダとは
まず最初に前提としてプロパガンダって何?を知ってもらう必要があります。
プロパガンダとは・・・・
です。
プロパガンダの語源はラテン語で繁殖や伝導といった意味の言葉です。
プロパガンダはありとあらゆる広告や宣伝だと思います。
なぜなら宣伝はその商品を買わせるための行為です。
プロパガンダの定義がわかったので先に進みましょう。
プロパガンダの主要な手口
今からプロパガンダをするときに使われる主要な手口を紹介します。
ここで紹介するやり方は「プロパガンダ」という本に載っていたものです、
「プロパガンダ」のリンクはまとめに載せています。目次のまとめからまとめへ飛んでください。
伝達者の信憑性
人を説得するには伝達者の信憑性が重要です。
伝達者の信憑性とは、例えば、「○○大学の○○教授です」みたいな肩書きなどです。
この本「プロパガンダ」の著者は説得には外面的属性が重要だといいます。
でもこれは言われるまでもないと思う方もいるはずです。
同じような人でも、肩書きがあるかないかで説得力は違います。
これは日常的にも応用できます。
ですが、ほとんどの人は「○○大学の○○教授です」みたいな肩書きを持っていません。
肩書きを持っていない場合はどうするのでしょうか。
それはあえて「自分の利益に反するように見えることをする」です。
こうすることで説得力が増すそうです。
たとえば、犯罪者が今の刑罰は軽すぎると言ったらどう思うでしょうか。
少し信頼できる気がしてきます。
なぜでしょうか。これには理由があります。
ほとんどの人は犯罪者が自分の刑を軽くしようとするのには驚きません。
しかし、それとは反対の立場の犯罪者の意見(刑を重くしようとする等)を聞いた、人々は矛盾してるように感じます。
人はこの矛盾を解決するために犯罪者は改心したとか、犯罪者には何か事情があると結論づけてしまいます。
人間は合理性を追求するあまり、矛盾を放置できません。
だから、その矛盾を解決するために非合理的な選択をしていまうという矛盾した生き物なのです。
禁煙キャンペーンを大のタバコ好きがやり始めたらすごく説得力があります。
CMなどで、自分たちの企業の利益に反することをしているように見えるのはこういった理由(他にも理由がありますが今回は割愛)があるのです。
CMで音楽が流れる理由
我々は自分と違う意見に出会うと、可能な限り反論を出そうとします。
こうした、抵抗は宣伝者の目的を破壊するのに役立ちます。
だから、プロパガンダをする人はこうした抵抗に対する抵抗をしっています。
それは「何も言うことがないなら歌えばいい」です。
この「プロパガンダ」の著者は、歌がメッセージの説得力を増大させることはあまりないと言います。
ではどういった効果が歌にあるのでしょうか。
それはメッセージの受け手が反論を考え出す事を阻害するという効果です。
つまり、普通に考えればおかしな事も歌と一緒に流せば、反論も生まれてこないということです。
これがCMで音楽が流れる理由です。
CMで音楽が流れるのは、ある種おかしな主張をしているからかも知れません。
恐怖アピール
恐怖アピールという手段はすごく単純です。
要はあいての心理を恐怖に陥れてコントロールするということです。
例えば、医者は自分が処方した薬を患者が使うように恐怖を使います。
具体的には、「この薬を飲まないと、あなたの病気(ケガ)は悪化するかもしれません」みたいな感じです。
この手段は今の日本でも使われています。
例えば、「コロナウイルスでこれだけの人が苦しんでいます、だからコロナを終息させるために自粛しましょう」などです。
この恐怖アピールは時に戦争プロパガンダでも使われます。
実際ナチスドイツもこの手段を使っていました。
例えば「このままじゃ我が国が滅ぶ!それでも良いのか!」などです。
正直この恐怖アピールはすごく怖いです。
カルト宗教の洗脳の手段でも使われています。
カルト宗教では何日も暗い部屋に閉じ込め、その後すごくやさしくするなどをくり返して洗脳しています。
この恐怖アピールの肝は解決策を提示することです。
つまり、「このままじゃ○○だ。それを打破するには××をするしかない」みたいな感じです。
恐怖をあおったあと自分が持って行きたい状況を恐怖の解決策として提示するのです。
医者の「この薬を飲まないと、あなたの病気(ケガ)は悪化するかもしれません」なんかまさにそうです。
この薬を飲ませるために、恐怖をあおって、その解決策として薬を提示しています。
この恐怖アピールは本当に日常にありすぎて怖いです。
皆さんも恐怖アピールについてしってだまされないようにしてください。
希少性の心理
希少性の心理とは珍しいものはすごく価値が高いように見える心理です。
希少性の心理もよく日常で使われています。
これは戦争プロパガンダというより、セールスで使われています。
例えば、「在庫に限りあり」や「期間限定」のような感じです。
よくよく考えれば「在庫に限り」があるのは当然のことです。
希少性の心理は本当に商売で使われています。
期間限定商品を買いたくなるのはこういった心理が働いているからです。
私も今のうちに買っておかないと後で値段が高くなりそうな本はすごく欲しくなります。
おそらく皆さんも一度は経験したことがあると思います。
「プロパガンダ」を読んで知れること
「プロパガンダ」を読むと何が学べるのでしょうか。
いまからそれを書いていきます。
ただこれはあくまで個人的な考えです。
プロパガンダの怖さ
まず最初にプロパガンダの怖さについて知れます。
私達がこんなに知らないうちに操られていたなんて正直おどろきました。
そしてプロパガンダの1番怖いところは知らないとその手口にのせられてだまされて搾取されるということです。
プロパガンダの手口を知らないのは正直ものすごいリスクだと思います。
例えば、余計なものをかったり、戦争に加担したりするリスクです。
想像してみてください。皆さんは自分が、知らないうちに余計なものを買わされていたり、戦争に加担したいですか?
ですが、知ってしまえばプロパガンダに騙されにくくなります。
だからプロパガンダについてしっておいた方がいいのです。
プロパガンダのからくりについての本ならこの「プロパガンダ」が1番いいです。
すこしでも興味があるなら、読んでみてください。
人間の心理
次に人間の心理について知ることができます。
この「プロパガンダ」は社会心理学の本です。
人間は簡単に操られる。
そういったことをこの本は教えてくれます。
カルト宗教の作り方
最後にカルト宗教の作り方について知れます。
この本の後半にカルト宗教の作り方が載っています。
さすがにカルト宗教の作り方を書くことはできません。
ですが、カルト宗教に興味がありましたら、この本を読んで見てください。
「プロパガンダ」がおすすめの人
「プロパガンダ」がおすすめの人はこういった人です。
- プロパガンダについて知りたい人
- 心理学ついて知りたい人
- 売れる商品について知りたい人
- 大衆の心理に興味がある人
ここにあてはまる人は読んで損はしないでしょう。
「プロパガンダ」がおすすめではない人
「プロパガンダ」がおすすめではない人はこういった人です。
- プロパガンダに興味がない人
- 心理学に興味がない人
ここにあてはまる人はおそらく読んでも楽しめないでしょう。
まとめ
- プロパガンダとは特定の思想や意識に誘導する行為
- プロパガンダはありとあらゆる場所で使われている
- CMで音楽が流れるのは気をそらすため
- 恐怖を演出することで人は操れる
- 珍しいものはほしくなる
今回は「プロパガンダ」についての記事でした。
この記事に載せれていない内容もたくさんあります。
ご興味があればぜひご一読ください。